ジュニア京都観光大使とは?
京都の魅力を伝えるために観光イベントや様々な伝統文化の体験などに参加しています。
大使の活動の様子や感想などは,情報誌「GoGo土曜塾」やこのページから発信します。
まちのあちこちに遺跡が残る歴史都市・京都。今回は遺跡の発掘体験から京都の魅力を学びました。


ジュニア京都観光大使たちが訪ねたのは唐橋西寺公園にある発掘現場「西寺跡」です。まずは,京都市文化財保護課の技師・西森さんから「西寺」の説明を聞きました。西寺とは,平安時代の初期に国家を護るために,東寺とともに創建された官寺(国立のお寺)です。残念ながら早くに衰え火災で焼失しましたが,現在も建物の跡などが残り,国の史跡に指定されています。
これまでの調査で,東寺と同じ規模の大きな寺院だったことがわかり,今も発掘調査が続いています。その現場に入った大使たちは,西森さんに教えてもらいながら発掘作業に取り掛かりました。まずは「手ガリ」という鎌を使って丁寧に土を削り,埋まっているものを見つけたらスコップで掘り起こしていきます。

当時の瓦の色はもともとグレーなのですが,ここで発掘されるのは赤く変色したものがほとんど。これは,西寺が火事で焼けたことを証明しています。また,時々見つかる,うっすら緑色を帯びた瓦は,都の中でもごく一部の寺院にしか使われなかった緑の釉薬が使われたとても貴重な瓦だそう。小さな瓦の破片ひとつから,そこがどんな場所だったのかや何が起こったのかなど分かることがたくさんあり,それが発掘調査の面白さです。
発掘と勾玉づくり体験を通して,大使たちは古代や平安時代といった日本の歴史を体感。そして,自分たちが住む京都のまちの身近なところに,そんな歴史を語ってくれる遺構がたくさん残っていることに改めて気づくことができました。
史跡 西寺跡
西寺は,平安京の入り口にあたる羅城門の西側に創建された官寺(国立の寺院)。東側にある東寺(教王護国寺)と対をなし,国家鎮護の寺として隆盛しますが,鎌倉時代に焼失。その後再興されず,地中に埋没してしまいました。昭和34年頃から発掘調査が行われており,現在も続いています。
[住所] 京都市南区唐橋西寺町 唐橋西寺公園内

答え A.桓武天皇
桓武天皇は最初,奈良の平城京から長岡京へ都を移しますが,大洪水や弟の死とその祟りなどからわずか10年でさらに都を移し,京都盆地に平安京を造営しました。平安京は,その後1100年近くにわたって都として続きました。
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朝倉 美桜さん
(開睛小中7年)平安時代の瓦を見て,今はない西寺の姿を想像できました。千年も昔の人々が,高い技術を持っていたことに驚きました。勾玉づくり体験では,きれいな勾玉を作る昔の人の技術がすごいと思いました。
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池田 虹都さん
(大宮小6年)土を掘るたびいろいろな瓦が出てきて,瓦の色が伝えてくれる土地の歴史や物語を感じました。自分で作った勾玉はつるつると気持ちがよく,角度によって表情をかえるので,とても愛情がわいています!
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池田 友紀さん
(衣笠中1年)発掘体験では,行う作業のひとつひとつがとても新鮮でした。火事の影響で焼けて赤くなっている瓦などもあり,時間の流れを感じさせられました。とても貴重な体験となりました。
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石村 麻弥さん
(第四錦林小6年)発掘は初めてだったので,どんな物が出てくるのかワクワクしました。他のお寺の跡でも発掘体験をしてみて,今回発掘したものと比べてみたいです。勾玉づくりは,工程ごとに違う光り方や形になるのが面白かったです。
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井関 剣慎さん
(花背小中7年)多くの“西寺の跡”が出土して,歴史ロマンを感じました。公園の丘の中に平安の歴史が埋まっているなど,今まで知らなかった身近な京都の魅力を「知り・伝え」ていきたいとより強く感じました。
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磯﨑 将元さん
(嵯峨中1年)発掘体験をして瓦などが見つかった時の喜びを味わいました。土から出てきたものから仮説を立てて,それを立証して京都の歴史が分かってゆくのだと思いました。西寺跡から,京都の新しい魅力を発見できました。
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井手 真之介さん
(深草小6年)東寺だけではなく,鎌倉時代に焼けてしまった西寺というお寺があったことを知り驚きました。昔使われていたものを自分が発掘し,昔の人と同じものを手にすることに夢を感じました。
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木下 月葉さん
(京都女子中1年)初めて勾玉を作りました。最初,ただ削るだけなのかな?と思っていましたが,いろいろなやすりで削っていく大変な作業であることに驚きました。時代を超えて,自分の好きな形の勾玉を作るのはとても楽しかったです。
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塩田 梨央さん
(桃陵中1年)平安京に西寺があったことや,地道な作業の積み重ねで歴史が解明されていくことが分かりました。発掘に夢中になり,大きな瓦が出てきた時はとても嬉しかったです。今後の平安京の授業が楽しみです。
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高橋 縁吾さん
(柊野小6年)京都には,平安時代や鎌倉時代のものが身近にあると知って感心しました。文化財に触れられる機会はあまりないので,とても良い経験でした。学校でも平安時代を学習したところだったので,とても面白かったです。
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田川 悠さん
(桃山中1年)千年の時を超え,当時の瓦が今の時代にあんなに綺麗な状態で残っていることがすごいと思いました。そして,そこから昔の技術が分かることに深い感銘を受けました。
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中塚 陽葵さん
(嘉楽中1年)今は現存していない西寺ですが,調査により,その姿が明らかになってきたそうです。羅城門から入って左右に西寺と東寺があるのを想像してみると,平安京が身近に感じられて不思議な気持ちになりました。
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西河 菫絵さん
(西京高校附属中1年)最初,発掘と言えば刷毛を使って何年もかけて慎重に掘り出すというイメージだったのですが,思いのほか瓦や土器がたくさん出てきて驚きました。勾玉づくり体験では,形を整えるのがとても難しかったです。
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橋本 実也美さん
(御所南小6年)赤い瓦を見つけた時に,技師の方がこれは火事にあって焼けたから赤いんだよと教えてくれました。掘ったものからその時代の建物や生活の特徴,その時に起こったことが分かるのはすごいなと思いました。
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牧野 泰陽さん
(西京極中1年)発掘体験をして,本当に西寺があったことが実感できて感動しました。瓦の模様や緑色の鮮やかな色が残っていて,教科書だけでは分からない本当の歴史を感じられて嬉しかったです。西寺も復元できたら素晴らしいと思います。
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松下 大輔さん
(西京高校附属中1年)1100年前の建物の一部を発掘するという貴重な体験をして,昔の生活について思いをはせることができました。勾玉づくりでは,思ったよりきれいな形に削れて,満足できる仕上がりになりました。


